
平成15年4月 期待に胸弾ませて
登り窯に 火が入れられた
初めての窯焚き である
とはいえ 登り窯の経験者はいなかった
石油バーナーで火をつけ 赤松を燃やし
恐る恐る温度を上げていった
初めての登り窯には
手伝いの人や見物人が 15~6人いた
お祭り騒ぎだった
1週間焚き続け 1240度を超えた
窯は全て セメントで塞がれた

3週間後 蓋が開けられた
初めての 窯出し だった
温度に耐えられず 割れたもの
隣の作品と くっついたもの
想像以上に 良い作品となったものなど
一つ一つに 歓声が上がった
しかし 理想とする登り窯の結果とは
言えなかった
ご主人様が初めて ガス窯に入れたときと同じ様に
経験しなくては 仕上がりは分からない
という 独学を地で行く 初窯だった

会員の作品が教育長賞受賞
平成17年には 4月と11月の2回
登り窯を焚いた
一回の窯でも相当数の
作品が必要だった
そのために 新たに作品を作ったり
焼き直しをするなど 大忙しだった
そこで 素焼きをするため
自動で焼ける 電機窯 を入れた
そんな中 すばらしい作品も生まれた
生徒の 堤 澄江が

高崎市の 陶芸の展示会に出展し
見事 教育長賞を受賞した
ご主人様は 独学でやってきたことが
ある意味 認められたと思った
その後は
見事 教育長賞を受賞した
ご主人様は 独学でやってきたことが
ある意味 認められたと思った
その後は
毎年4月末から5月の連休にかけ
年一回 登り窯を焚くようになった