2010年2月21日日曜日

みとら窯の新年会

先日、みとら窯会員を中心として、交流のある方々で新年会が開催されました。
この前日は、群馬では降雪があり、今年で一番の積雪となりました。

5センチくらい積もったでしょうか。












その日は手作りのピザを、ピザ窯で焼いていただきました。

ピザ用の窯です。
本格的!










焼けたようですね。









とても美味しかったです。










皆さんでワイワイ、がやがや、お酒といろいろなお料理をおいしく頂きました。










代表の挨拶で始まりました。
みなさん楽しそうです。










今年もよろしくお願いします!

2010年2月3日水曜日

ユンボが見た陶蛍庵(とうけいあん)みとら窯物語

体の羅漢像作り

ご主人様は 一回展示会をするたびに
世話になった人たちに 
作品をくれてしまう
そのために 展示会の開催に合わせ 
また 作品作りをする 
その繰り返しである

ある日 打ち合わせのため 
石川応紫さんの 家に行った
床の間の横に 大きな花瓶が置いてあった
良い花瓶があるな と言った
しばらくして 
自分の作品だと気がついた
そんなことも あった

今は 百体の羅漢像を作ることが 
目標だ
精神を統一し 体の中から湧き上がる
一つ一つの 羅漢様 の姿を 思い描き
作陶に励んでいる

ミトラーと会の運営

現在 ミトラーは 8人 いる
始めて1年未満の会員も3人いる
皆それぞれの思いを込めて 作品作りに
打ち込んでいる

陶蛍庵みとら窯の運営は 
会員が中心となって 会費を集め 
登り窯に入れた 作品の仕上がり重量で
金額を決め 会の経費として 
自主的に運営している

それ以外の 電気窯やガス窯、釉薬、
登り窯を焚く  赤松の仕入れなどの
経費は
窯元の武藤芳男が 負担している

ご主人様は ミトラーの一員として
陶芸するのに良い環境と 
自由に作品作りができ
ミトラーに 負担をかけないように
静かに見守り 手助けをしている
当然のことだが 授業料は一切ない 

ミトラーと出会えて幸せだ

そんなご主人様の元へ 私と同じく 
余生をこの地で迎える ものがある
登り窯のレンガや線路の枕木、
木製の電柱 粘土のカクハン機、
水銀灯、屋根のトタン板などなど
ミトラーの一部として 頑張っている

私とご主人様が 出会って 早20年
素晴らしい作品と 
自然あふれた この庭園
そして何より ミトラーと出会えたことが
一番の幸せだ
今年も新たな会員を迎えた
どんな物語が 始まるのか 楽しみだ

陶蛍庵みとら窯の主に感謝

そして 陶蛍庵みとら窯には主がいる
何十年も この地で咲き続けている 
枝垂桜だ
荒れ野原から今日までの 
全容を知っている
また 春がやってくる 
今年も 見事な花を咲かすだろう

ユンボが見た陶蛍庵(とうけいあん)みとら窯物語

京都を思わせた竹の小道

受付を済ませ 道案内に従っていくと
川沿いの 竹の小道 に入る
整備された竹やぶは 
京都のようだと
皆が賞賛していた
ご主人様が 毎年 
竹を切り 整備をしていた

いける花にも個性を表現

石灯篭を中心に メイン会場が作られ
メイン会場とギャラリーには 
武藤芳男の作品が 展示され 
花がいけられた
ミトラーの作品は 
それぞれに決められた場所に
花卉を展示し 花がいけられた
黄色の花 白の花 赤い花と
ゾーンを決め いけばな松風の
会員がいけた
その数は 400を超えていた
石畳を歩き ガス窯 バーべキュウハウス
登り窯など 陶蛍庵の施設を回り
陶芸といけばなの 
コラボレーションを楽しんだ

会場内には 江戸千家の 呈茶席や
椎茸の試食 販売 ピザの販売コーナーも
設置されていた

家元がデモンストレーション

いけばな松風では 家元、副家元が
いけばなの デモンストレーションをした 
庭にある紅葉などを使って いけた
20分くらいで 見事な作品が出来上がった
「作家の前でいけることは 
背筋の伸びるほど 緊張した」と 
長谷川郁代の作品にいけた
副家元が挨拶した

そんな中 今回初めて 作品が売られた
ご主人様は 
自分の作ったものは 作品であって 
商品ではない と販売には反対だった
しかし チャリティとして売ることで
納得した

2日間の展示会に 
延べ1500人が見に来た
遠くは 岐阜県、福島県などから 来ていた
一日近く 会場にいた人もいた
陶芸といけばなの コラボレーションは
大成功のうちに 終わった

ユンボが見た陶蛍庵(とうけいあん)みとら窯物語

陶芸といけばなの展示会

平成21年になると いけばな松風
榛名支部長の 石川応紫さんが
自然あふれる陶蛍庵で 会員の作品に
花を生け展示会をしたい と申し出た

ご主人様は 快く了承し 
10月に開催が決まった
ミトラーたちは 展示会に向けての 
作品作りに励んだ

開催日が近くなると 
庭園などの整備が始まった
またまた 私の出番となった
階段の枕木を並び替え 石を運び
道路を整備した

陶蛍庵がはじめて世に出る はれ舞台
ご主人様の指示通り 前後左右
自在に動き 準備万端整えた

興奮したコラボレーション

花は 2日前から生け始めた
生ける花にあわせて 
花卉を選ぶのではなく
自然の中に置かれた 
花卉にあわせ 花を生ける
いけばな松風の会員は 生けては戻しと
いつもと勝手が違う いけばなに
かなり苦労を したようだ

最後に 家元が一つ一つ 見てまわり
手直しをした
一枝切るだけで 見違える作品になった
いけばなの 奥深さを感じた

10月3日 
陶蛍庵みとら窯会員の作陶展と
いけばな松風 榛名支部会員の
いけばな展が 開催された
陶芸といけばなの コラボレーション だ
あいにくの雨だったが 10時頃になると
続々と人が集まってきた

ユンボが見た陶蛍庵(とうけいあん)みとら窯物語

初めての展示会

平成17年 ご主人様の作品を見て
高崎市の安国寺の住職が 
場所を提供するので 
ぜひ作品展を開くよう 
展示会 開催の要請が来た
陶芸を始めてから 
12年目のことだった

10月22日・23日に初めての作陶展が
開催された
200点近くの作品を 展示した
始めた頃を知る人は 
その作品の素晴らしさ
形のユニークさなどに 感嘆した
生徒の作品も 一部展示した

みとら窯とミトラーの誕生

この時 仲間のことを 
みとら と呼ぶことから
陶蛍庵みとら窯 と命名した
ご主人様の想いの限りが 
込められた名前だった
生徒というより 
ミトラーの誕生でもあった

第一回 作陶展を開催

平成20年5月31日~6月1日 
陶蛍庵みとら窯会員による 第一回作陶展が 
高崎市榛名文化会館 エコールで開催された




































ご主人様は はじめての展示会の頃から
登り窯による 自然にうまれる 景色とは別に
絵付けによる作品作りを 始めていた
油絵も描くという 器用さで
次々と 絵付けをしていった
作陶展では その内のいくつかが
メインに飾られていた

500人以上の人が見に来た

来場者は ミトラーの作品を目にし 驚嘆した
一つには 作品の多さであった
そして もう一つは 60センチを超える 
大物が展示されていたことだ

陶芸を習っていると 聞いていたが
これほどの作品を 作っていたとは
誰もが想像だに していなかったようだ

中には 買いたいという人もいたが
商品ではなく 作品だ という考えから
売ろうとはしなかった
その代り 気に入った作品があると
後で その人に 届けた
この展示会の後は 相当数の作品が
新たな主のところへ 旅立った